
家を借りていた時の経験
進学、就職、転勤など様々な理由から日本中で多くの人が家を借りてそこで住んでいます。
私にも住居を借りて住んだ経験があり、以下にその時の経験を綴りたいと思います。
私が借りた住居は会社の独身寮です。
なので、一般的に住居を借りると聞いて想像されるようなアパートやワンルームマンションや家族向けのマンション、一軒家などとは違っていますが、それでも独身寮が住居であることには変わりなく、また会社の独身寮住まいをした事がある人も最近では少なくなっているのではないかと思いますので、それなりに興味を持たれる方が居られるかも知れません。
さて、前置きが長くなりましたが、私が住んでいた独身寮は入社したての時は職場のある事業所のすぐ隣にあるものでした。
独身寮の中でも私が住んでいた部屋はある意味において特にすごい部屋でした。
と言うのも、実は私の部屋は角部屋だったのですが、独身寮の隣が会社の社屋で、しかも私の職場はその社屋内、もっとハッキリと言えば自室の窓の外には職場が見える状況でした。
また、その職場は残業が多い職場でしたので、仕事を終えて帰っても窓の外に目をやれば職場でまだ働いている人の姿が見えると言う有様でした。
就職したての私にとっては、この様な環境はとてもストレスがたまるもので、せっかく頑張って仕事を早めに終わらせても自室に戻ると何となく罪悪感めいたものを感じてしまい、とても落ち着かない気持ちになりました。
結局、この様な気持ちになるのであれば職場でもっと残業する方が残業代もつくし、精神衛生上も好ましいと判断し、以降、残業まみれの会社人間になってしまいました。
色々と職場の先輩などからうわさ話を聞くと、他の事業所内にあるエレベータが設置されている高層タイプの独身寮では、高層階の部屋の窓には鉄格子がはめられていたそうです。
先輩達が言うには、高層階の鉄格子は泥棒の侵入を防ぐ防犯目的では無いので、これは職場でノイローゼになった人間が発作的に寮内で飛び降り自殺するのを防ぐ目的で設置されたに違いないとのことでした。
独身寮には社風が表れる。
これが私が学んだ教訓です